教員

• 上松（渡邉）佐知子　准教授　(生物圏変遷科学分野/地史学・古生物学分野)
  

  研究内容

  • 東南アジアの前期・中期古生代微化石層序と古生物地理
  • 前期三畳紀コノドントの古生物学的研究

  

  ⇒ IGCP668：Equatorial Gondwanan History and Early Palaeozoic Evolutionary DynamicsのProject coordinatorです

  

  ⇒ 研究地域（タイ王国半島部南部）がタイ最初のジオパークに認定されました

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• 田中　康平　助教　(生物圏変遷科学分野/地史学・古生物学分野)
  

  研究内容

  • 脊椎動物の進化・古生態学研究
  • 主竜類の繁殖戦略の進化史

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• 松本　廣直　助教　(環境学学位プログラム/地史学・古生物学分野)
  

  研究内容

  • オスミウム同位体比層序
  • 中生代古環境
  • 白亜紀浮遊性有孔虫

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甲能 直樹　教授　(地球史解析科学分野) 重田 康成　教授　(地球史解析科学分野)

• 指田　勝男　名誉教授　(平成31年3月31日をもって退官)
  

  研究内容

  中・古生代放散虫の層序・分類学的研究化石

  
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特別研究員

• 水野史博　生命環境系　博士特別研究員
  

  研究内容

  哺乳類の骨格形態と体重支持機能の関係 絶滅哺乳類の姿勢復元と運動能力復元 鰭脚類の歩行機能の進化史

  一言

  骨としたいと戯れる日々

  主な研究業績

  【出版論文】

  Mizuno, F., & Kohno, N. (2023). New genicular joint angle criteria for flexor muscle (Musculus Semimembranosus) during the terrestrial mammals walking. PeerJ, 11, e15379.

  Mizuno, F., & Kohno, N. (2024). How otariids walk: a comparative axial analysis of the hind limb movements of California and South American sea lions. Marine Mammal Science, 40(1), 196-209.

  【国内学会発表】

  水野史博・甲能直樹 アシカ類の歩行時における後肢挙動の解析と陸棲蹠行性動物との比較. 日本哺乳類学会2022年度大会. 2022. 8. 27.

  水野史博・甲能直樹 現生四足歩行獣から導出された新基準に基づいたパレオパラドキシア類の後肢姿勢復元 　日本古生物学会第173回例会, 2024年1月，ポスター発表 (東北大学)

  【国際学会発表】

  Proposal of New Genicular Joint Angle Criteria for Flexor Muscle (Musculus Semimembranosus) during the Walking Terrestrial Mammals. 2nd Asian Palaeontological Congress, Tokyo, August 2023, Oral Presentation (Tokyo).

• GUO ZIXUAN　生命環境系　博士特別研究員
  

  研究内容

  ハクジラ類の系統分類と機能形態

  一言

  就活頑張ります

  主な研究業績

  【出版論文】

  Zixuan Guo, Naoki Kohno. (2023). An Early Miocene kentriodontoid (Cetacea: Odontoceti) from the western North Pacific, and its implications for their phylogeny and paleobiogeography. PLOS ONE 18(2) e0280218.

  Zixuan Guo, Naoki Kohno. (2021). A new kentriodontid (Cetacea: Odontoceti) from the early to middle Miocene of the western North Pacific and a revision of kentriodontid phylogeny. PeerJ 9:e10945.

  【国内学会発表】

  Guo Zixuan，甲能直樹「聴覚機能から見たマイルカ小目の系統進化と適応放散の解明 」日本古生物学会第171回例会，A01，名古屋大， 2022年2月.

  Guo Zixuan，甲能直樹「ケントリオドン類（鯨目ハクジラ類）の系統と放散パターンの解明」日本古生物学会2021年年会，P03，岡山理科大，2021年7月．

  Guo Zixuan，甲能直樹「岩手県二戸市の中新統門ノ沢層から産出したケントリオドン類化石について」日本古生物学会第169 回例会，A19，2020 年2 月，東大駒場キャンパス．

  【国際学会発表】

  Zixuan Guo, Naoki Kohno. Auditory adaptations and evolutionary diversification in the Delphinida. 10th Secondary Adaptation of Tetrapods to Life in Water (SECAD). Liège, Belgium. June 25-28, 2024.

  Zixuan Guo, Naoki Kohno. Hearing Abilities as Drivers of Evolution and Diversification of the Delphinida. The Society of Vertebrate Paleontology 83rd Annual Meeting, Ohio, USA. October 18-22, 2023.

  Zixuan Guo, Tomoyuki Ohashi, Naoki Kohno. A New Specimen of Stem Odontocete Dolphin from the Oligocene of Japan and its Implications for the Evolution of Hearing Ability. 2nd Asian Palaeontological Congress, Tokyo, Japan. August 3-7, 2023.

  Zixuan Guo, Naoki Kohno. A revision of the phylogeny and paleobiogeography of kentriodontids (Cetacea: Odontoceti). 9th Secondary Adaptation of Tetrapods to Life in Water (SECAD). Virtual Meeting. April 19-23, 2021.

  Zixuan Guo, Naoki Kohno. New kentriodontids (Cetacea: Odontoceti) from the middle Miocene of the western North Pacific and a revision of kentriodontid phylogeny. The Society of Vertebrate Paleontology 80th Annual Meeting. October 12-16 2020.

  Zixuan Guo, Sachiko Agematsu, Naoki Kohno, Katsuo Sashida. Stratigraphy and paleoenvironment of the early Miocene Kadonosawa Formation, distributed in Ninohe City, Iwate Prefecture, Japan. The 2019 International Postgraduate Academic Forum, September 20-22 2019, China University of Geosciences (Beijing), Beijing, China.

学生 (大学院生)

生物圏変遷科学分野

博士後期 (博士)課程

• 大関　仁智　博士後期課程3年 (休学中)
  

  研究内容

  埼玉県小鹿野町に分布する山中層群石堂層のチャート礫より産する微化石

  一言

  礫岩には様々な情報が詰まっているようです

  主な研究業績

  【国内学会発表】

  大関仁智・清水紀一・上松佐知子・指田勝男．山中層群石堂層及び秩父盆地新第三系白沙層のチャート礫・珪質泥岩礫より産する微化石．日本古生物学会 2018年年会，口頭発表，(東北大学)

  【国際学会発表】

  Masanori Ozeki・Sachiko Agematsu・Katsuo Sashida．Microfossils from chert gravels of the Ishido Formation, the Sanchu Cretaceous System, distributed in Oganomachi, Saitama Prefecture, central Japan．The 10th Japan-China-Korea Graduate Student Forum, 2017, 口頭発表, (China University of Geosciences, Beijing, China)

• 藤原　謙如　博士後期課程 (休学中)
  

  研究内容

  東アジア産アカガエルの進化史

  一言

  カエルのつぶらな瞳がかわいいですよね…

  主な研究業績

  【国内学会発表】

  藤原謙如・上松佐知子・高桑祐司，群馬・長野県境に分布する兜岩層（鮮新世）から産するアマガエル化石．日本古生物学会 年会，口頭発表，2019年（静岡大学）

  藤原謙如・上松佐知子, Rena architemporariaの系統的位置. 日本古生物学会 第171回例会, ポスター発表, 2022年 (名古屋大学・オンライン)

• 福島　佑一　博士後期課程 (休学中)
  

  研究内容

  • 前期三畳紀遠洋深海性珪質岩（砥石型珪質粘土岩など）の層序学的・堆積学的研究
  • 三畳紀コノドントの古生物学的研究

  一言

  「そんなにコノドントが好きになったのか、フクシマン」

  主な研究業績

  【出版論文】

  Takahashi, Y., Fukushima, Y., Tanaka, G., and Miyake, Y. (2022) Kasimovian (Late Pennsylvanian) conodont fauna from a limestone block in the Ōtani Formation, Kuzuryu area of the Hida Gaien belt, Fukui Prefecture, central Japan. Jornal of Geological Society of Japan, 128, 65-73.

  【国内研究発表】

  福島佑一・上松佐知子・指田勝男「足尾山地秋山地域の砥石型珪質粘土岩とコノドント化石」日本地質学会第126年学術大会，2019年，口頭発表（山口大学）

  福島佑一・上松佐知子・歌川史哲「丹波帯宇治地域の砥石型珪質粘土岩より産出するコノドント化石（予報）」日本地質学会第126年学術大会，2019年，ポスター発表（山口大学）

  福島佑一・高津翔平・小田隆・上松佐知子「“日本最古の化石”オルドビス紀コノドントの動物像復元」日本古生物学会第171回例会，2022年，ポスター発表（オンライン）．

  福島佑一「砥石型珪質粘土岩より産出する自然集合体に基づく前期三畳紀コノドントの系統，分類，古生態」令和3年度筑波大学次世代研究者挑戦的研究プログラム研究発表会，2022年，ポスター発表．

  【国際学会発表】

  Ito, A., Agematsu, S., and Fukushima, Y. Taxonomy of Silurian conodonts from the Yokokurayama Group, Kurosegawa tectonic zone, distributed in Kochi Prefecture. JpGU-AGU Joint Meeting 2020: Virtual, 2020, Poster presentation (Online).

  Fukushima, Y., Kozu, S., and Agematsu-Watanabe, S. The Ordovician system in Japan: a review-In search for the "oldest fossil". IGCP668: Equatorial Gondwanan History and Early Palaeozoic Evolutionary Dynamics, 2021, Student session (Online; 学生発表最優秀賞受賞).

  【その他】

  福島佑一 (2017) Mine秋吉台ジオパーク―鍾乳洞だけじゃない！　石灰岩や大地が織りなす恵み. ジオルジュ, 2017前期号, 13 – 15.

  福島佑一 (2017) 『ブラタモリ』のつくりかた！　―いかにして「ジオ」の魅力にせまってきたか. ジオルジュ, 2017後期号, 6 – 7.

  福島佑一 (2018) 放散虫で装飾を―よみがえる5億年の造形美. ジオルジュ, 2018前期号, 12.

  福島佑一 (2018) 海はいつまでもつのか. ジオルジュ, 2018後期号, 4-6.

  土屋健・岡山悠子・北村有迅・川端訓代・久松和恵・藤井友紀子・福島佑一・久保貴志 (2018) 理系に育てる基礎のキソ　地球のお話365日. 408p, 技術評論社, 東京.

  福島佑一 (2019) 眠れる化石の謎を解く―再発見された標本が語ること. ジオルジュ, 2019前期号, 7-9.

  福島佑一 (2019) 地球と宇宙の風景　―「ジオ星景写真」にトライ. ジオルジュ, 2019後期号, 17.

  福島佑一 (2020) タイムカプセル「コンクリーション」はどうしてできる―応用地質学者　吉田英一氏に聞く. ジオルジュ, 2020前期号, 14-15.

  福島佑一 (2020) 地学に恋する君たちへ―漫画家Quro氏が『恋する小惑星』に込める想い. ジオルジュ, 2020後期号, 2-4.

  福島佑一 (2021) ひとつなぎの大地質図への挑戦―日本シームレス地質図ができるまで. ジオルジュ, 2021前期号, 2-4.

  【アウトリーチなど】

  佐野市葛生化石館ボランティア総会「佐野の砥石型珪質粘土岩とコノドント」講演, 2018年9月.

  2019年度つくばSKIPアカデミー（科学技術振興機構次世代人材育成事業「ジュニアドクター育成塾」）講師, 2019年6月, 10月.

  古生物学若手のための会第1回ゼミ「ジオサイエンスを『書く』こと・『伝える』こと」講演, 2020年2月.

  全国科学博物館活動等助成事業「日本最古の化石コノドントを求めて―岐阜県産オルドビス紀コノドントの謎―」事業補助者, 2020年度.

  2020年度つくばSKIPアカデミー講師, 2020年8月.

  山梨大学教育学部　非常勤講師, 2020年10月-2021年3月.

• デンジャーフィールド　エマ　博士後期課程1年 (博士1年)
  

  研究内容

  アナグマの前脚の機能形態的進化

  一言

  主な研究業績

  現在準備中

• 青柳　雅哉　博士後期課程1年 (博士1年)
  

  研究内容

  南部北上帯に分布する石炭系石灰岩の生物相と堆積環境

  一言

  化石あんまり出てないけど、楽しそうに研究してるし、良いんじゃないかな！

  主な研究業績

  【国内学会発表】

  青柳雅哉, 上松佐知子「福島県に分布する石炭系立石層から産出したコケムシ化石」第15回放散虫研究集会, 2022年, 口頭発表（オンライン）

• 橋本　海瑠　博士後期課程1年 (博士1年)
  

  研究内容

  新生代軟体動物の分類、記載、古生物地理学

  一言

  現生貝類や他のベントスも好きです

  主な研究業績

  【出版論文】

  猪瀬弘瑛・橋本海瑠, 2024: 福島県伊達市に分布する中新統梁川層から産したAturia cubaensis．福島県立博物館紀要，第38号

博士前期 (修士)課程

• 塩田　智也　博士前期課程2年 (修士2年)
  

  研究内容

  ペルム紀-三畳紀の水生爬虫類Tangasauridaeの水棲適応

  一言

  Tangasaurus科のHovasaurusはご存じですか…？

  研究業績

  現在準備中

• 近藤　征海　博士前期課程2年 (修士2年)
  

  研究内容

  骨盤を用いた絶滅哺乳類の胎児のサイズ推定方法の構築

  　　　　　　　　　

  福島県の双葉層群から産出した恐竜類、及び硬骨魚類化石の記載・分類

  一言

  常に上を向いて、頑張ります。

  研究業績

  【国内学会発表】

  近藤征海・田中康平・歌川史哲「福島県いわき市における上部白亜系双葉層群足沢層より新たに産出した海生爬虫類及び硬骨魚類化石．日本古生物学会 第173回例会，ポスター発表，2024年（東北大学）」

  【国際学会発表】

  Kondo, M., Tanaka, K., Utagawa, F. and Yoshida, J. A possible ornithopod sternum from the Upper Cretaceous Ashizawa Formation of the Futaba Group in Iwaki City, Fukushima Prefecture, Japan. 2nd Asian Palaeontological Congress. Poster presentation. 2023. Tokyo (Japan).

• 平野　真梨奈　博士前期課程2年 (修士2年)
  

  研究内容

  現在準備中

  一言

  現在準備中

  研究業績

  現在準備中

• 菅原　里佳　博士前期課程1年 (修士1年)
  

  研究内容

  恐竜類胚の成長

  一言

  ベビ恐竜かわいい

  研究業績

  【国内学会発表】

  菅原里佳・田中康平 「系統比較法を用いた絶滅した恐竜類胚の体重推定法の確立」 日本古生物学会年会, 2024年6月, ポスター発表 (高知大学)

  【その他】

  古生物学会2024年年会ポスター賞

• 下田　真緒　博士前期課程1年 (修士1年)
  

  研究内容

  ナウマンゾウの島嶼化について

  一言

  趣味は骨格標本作り

  研究業績

  現在準備中

• 加藤　皓成　博士前期課程1年 (修士1年)
  

  研究内容

  岩手県大船渡市樋口沢から産出する三葉虫類

  一言

  どうにか論文としてまとめたいです

  研究業績

  現在準備中

• 平井 竣介　博士前期課程1年 (修士1年)
  

  研究内容

  三畳紀コノドントエレメントの個体発生

  一言

  毎日教わることばかりです......

  研究業績

  現在準備中

• 盛　雅史　博士前期課程1年 (修士1年)
  

  研究内容

  タイ王国南部に分布するシルル−デボン系黒色頁岩中から産出する微小球体

  一言

  コノドントも頑張って見つけます。

  研究業績

  現在準備中

地球史解析科学分野

【博士後期 (博士)課程】

研究業績一覧はこちら

• 小島　隆宏　博士後期課程 (休学中)
  

  研究内容

  淡水生珪藻の進化と層序

  一言

  博論頑張ります。

  主な研究業績

  【出版論文】

  Kojima, T., Saito-Kato, M. and Okada, M. 「Stephanodiscus akutsui, a new fossil diatom species from the Middle Pleistocene Miyajima Formation, Shiobara Group, Tochigi Prefecture, central Japan」　Diatom, 2016

  千葉セクションGSSP提案チーム「千葉セクション : 下部-中部更新統境界の国際境界模式層断面とポイントへの提案書(要約)」地質学雑誌，2019

  小島隆宏・齋藤めぐみ「滋賀県の古琵琶湖層群堅田層から産出したStephanodiscus komoroensis H. Tanakaについて」Diatom, 2019

  【国内学会発表】

  小島隆宏・齋藤めぐみ・岡田誠 「塩原層群宮島層から産出した Stephanodiscus akutsui Kojima et al. の層序学的な形態変化」

  日本珪藻学会大会，2018年，口頭発表（新潟県）

  小島隆宏・齋藤めぐみ・岡田誠 「栃木県の中部更新統塩原層群宮島層から産出するStephanodiscus属珪藻」

  微古生物学リファレンスセンター（MRC）研究集会，2019，ポスター発表（筑波大学）

  小島隆宏・齋藤めぐみ 「三重県の古琵琶湖層群上野層 (鮮新統) から産出したPraestephanos属珪藻 」

  日本珪藻学会研究集会, 2019年, ポスター発表（東京）

  他9件

  【国際学会発表】

  Suzuki Hisashi and Kojima Takahiro「Evolution under the high radiation dose – case study of Pleistocene diatoms in the Kenyan Rift Valley」

  Hadean Bioscience International Symposium 2018, Poster presentation (Tokyo)

  他1件

• Boisville Mathieu　博士後期課程3年 (博士3年）
  

  研究内容

  Insights into the Palaeoecological and Palaeobiogeographical transitions of Tusked Walruses (Carnivora: Pinnipedia: Odobenidae) through the Global Climate Change over the past 5 Million years

  一言

  Walruses

  研究業績

  【出版論文】

  Boisville Mathieu, Chatar Narimane, Lambert Olivier, Dewaele Leonard. Sexual dimorphism in the walrus mandible: comparative description and geometric morphometrics. Accepted (minor revisions) on May 18th 2022, in PeerJ.

  　

• 遠藤　悠一　博士後期課程2年 (博士2年)
  

  研究内容

  ペルム紀ー三畳紀の地球環境と生態系の変遷

  一言

  私は過去の地球環境と生態系の関係性について興味をもっており，その中でも特にペルム紀～三畳紀の時代に着目して研究しています．ペルム紀～三畳紀には地球規模の火山活動によって，地球温暖化，海洋無酸素化，海洋酸性化などの環境が劇的に変化し，当時の生態系・生物多様性は甚大な影響を受けました．私は現在，宮城県の三陸沿岸地域のフィールドワークをもとに，当時の地球環境と生態系の関係性について研究しています．

  研究業績

  【国内学会発表】

  遠藤悠一・重田康成　「ペルム紀末の絶滅後の海洋生態系はどの様に回復したのか？：南部北上帯下部三畳系平磯層・大沢層の層序学的・古生物学的検討」　日本堆積学会2024熊本大会，2024年6月, 口頭発表 (熊本大学)

  遠藤悠一，重田康成，「南部北上帯の下部三畳系層序と化石群」，第172回日本古生物学会，九州大学（オンライン），ポスター発表，2023年2月

  【国際学会発表】

  Yuichi Endo, Yasunari Shigeta,” The marine biotic and environmental recovery from the end-Permian Mass Extioncion: stratigraphic record of the Hiraiso and Osawa formations, Northeast Japan”,　 2nd Asian Palaeontological Congress, Tokyo, August 2023, Oral Presentation (Tokyo).

  Yuichi Endo, Yasunari Shigeta, “Spathian (Lower Triassic) ammonoid biostratigraphy in South Kitakami Belt, Northeast Japan”, The 1st Mahidol University International Geoscience Congress, Thailand, Mahidol University，January 2024, Oral Presentation

  【その他】

  研究助成金 1：2022年度 深田地質研究野外助成，「南部北上帯稲井層群の下部三畳系大沢層における層序学的・古生物学的調査」」,助成金額15万円

  研究助成金 2：2023年度 日本地質学会研究奨励金 研究題名　南部北上帯稲井層群の層序と化石群，助成金額20万円

  研究助成金 3：2024年度 藤原ナチュラルヒストリー財団 研究助成 ”ペルム紀末の大絶滅”後の海洋生態系はどのように回復したのか？ー南部北上帯稲井層群の古生物学的・層序学的検討ー，助成金額52万1千円

  受賞 1：2023年3月：つくばスカラシップ 研究奨励奨学金

  受賞 2：2024年1月：The 1st Mahidol University International Geoscience Congress, Best Presentation賞　受賞
• 吉永　亘希　博士後期課程2年 (博士2年)
  

  研究内容

  白亜紀中頃のアンモナイトとトリゴニアの古生物学的研究

  一言

  アンモナイトも研究します

  研究業績

  【出版論文】

  Yoshinaga, K., Shigeta, Y. and Maeda, H., 2024: Discovery of Desmoceras (Pseudouhligella) shikokuense in the lower Cenomanian of Hokkaido, Japan. Paleontological Research, vol. 29.

  Yoshinaga, K., Hirose, K. and Maeda, H., 2024: A new species of Nipponitrigonia (Trigoniidae, Bivalvia) from the mid-Cretaceous Goshoura Group in Kyushu, Japan. Paleontological Research, vol. 28.

  吉永亘希・岡本 隆, 2022: トリゴニアの鉸歯における成長過程の考察．御所浦白亜紀資料館報，23号

  【学術雑誌等又は商業誌における解説，総説】

  吉永亘希・脇山涼輔, 2021: 研究室紹介 愛媛大学理学部理学科地球科学コース: 地質・古生物系研究室. 地質学NEWS, 日本地質学会, vol. 24, no. 4.

  【国内学会発表】

  吉永亘希・重田康成・前田晴良 「御所浦層群の上部アルビアン階より産出する白亜紀アンモノイド Desmoceras の分類学的研究」 日本古生物学会年会, 2024年6月, 口頭発表 (高知大学)

  吉永亘希・重田康成・前田晴良 「白亜紀アンモノイド Desmoceras (Pseudouhligella) dawsoni shikokuense の下部セノマニアン階からの産出」　日本古生物学会第173回例会, 2024年1月，ポスター発表 (東北大学)

  吉永亘希・廣瀬浩司・前田晴良　「白亜紀三角貝類： Nipponitrigonia の上部白亜系か らの産出」　日本古生物学会第172回例会, 2023年2月, 口頭発表 (九州大学)

  吉永亘希・廣瀬浩司・前田晴良　「獅子島に分布する“中部”白亜系御所浦層群から産出したNipponitrigoniaの生息姿勢の解析」　日本古生物学会年会, 2022年7月，口頭発表 (金沢大学, オンライン開催)

  吉永亘希・岡本 隆・前田晴良　「トリゴニアの鉸歯から考える軟体動物における蝶番関節の成長過程」　日本古生物学会第171回例会，2022年2月，口頭発表・シンポジウム講演　(名古屋大学, オンライン開催)

  吉永亘希・岡本 隆　「トリゴニアにみられる裂歯型の鉸歯における成長過程の考察」　日本古生物学会第170回例会，2021年2月，口頭発表 (横浜国立大学, オンライン開催)

  吉永亘希・朝永悠斗・清水 桜・中津未結・相田和之・中村千佳子・麻生春真・堀 利栄　「愛媛県西予市明浜町高山に分布する秩父累帯南帯の石灰岩より新たに発見された化石群」　第20回日本地質学会四国支部総会・講演会，2020年12月，ポスター発表　(愛媛大学, オンライン開催)

  【国際学会発表】

  Yoshinaga, K., Hirose, K. and Maeda, H., Taxonomy and Paleoecology of Nipponitrigonia from the mid-Cretaceous Goshoura Group, Kyushu, Japan. 2nd Asian Palaeontological Congress, Tokyo, August 2023, Oral Presentation (Tokyo).

  【その他】

  日本学術振興会特別研究員DC1 採用，2023年4月–

【博士前期 (修士)課程】

• 天野　遼祐　博士前期課程2年 (修士2年)
  

  研究内容

  北海道三笠地域における白亜系アルビアン－セノマニアン階のアンモナイト層序

  一言

  羆と戦います。うそです。やっぱり半分くらい本当です。

  研究業績

  現在準備中

• 樋口　聖奈　博士前期課程2年 (修士2年)
  

  研究内容

  日本産鯨類化石（ナガスクジラ科）の記載

  一言

  楽しみます。

  研究業績

  【国際学会発表】

  Higuchi, S. and Kohno, N. New fossil balaenopterid(Cetacea: Mysticeti) from the Middle Miocene Bessho Formation of Nagano Prefecture, Japan. 2nd Asian Palaeontological Congress. Poster presentation. 2023. Tokyo(Japan)

• 戸田　雄介　博士前期課程2年 (修士2年)
  

  研究内容

  銚子地域から産出した鯨類耳骨化石を用いた鯨類群集の解明

  一言

  来世はクジラになりたいです

  研究業績

  現在準備中

• 曽田　大和　博士前期課程1年 (修士1年)
  

  研究内容

  鯨類の水棲適応過程で起こった三半規管の退化的進化について

  一言

  鯨類の進化っておもしろい

  研究業績

  現在準備中

• 吉田　恩　博士前期課程1年 (修士1年)
  

  研究内容

  X線マイクロCTを用いた三畳紀海洋生物群の精密解析

  一言

  保存の悪くて良い化石探し

  研究業績

  【国内学会発表】

  吉田恩・田中康平・髙津翔平・Akhmadjon Ahmedshaev 「タジキスタン北西部ラバット地域より産出したジュラ紀中期の恐竜類足跡化石の分類学的再検討」 日本古生物学会年会, 2024年6月, ポスター発表 (高知大学)

  吉田恩・三上智之・重田康成 「ペルム紀末大量絶滅後におけるウミユリ類の体サイズの回復」 日本進化学会, 2024年8月, ポスター発表 (神奈川大会)

過去5年間の学生研究テーマ

平成30年度

博士論文

【生物圏変遷科学分野】

準備中

修士論文

【生物圏変遷科学分野】

準備中

【地球史解析科学分野】

準備中

卒業論文

　　　 準備中

平成29年度

博士論文

【生物圏変遷科学分野】

• 「Dinosaur Footprints from the Khorat Group, Northeastern Thailand（タイ国東北部のKhorat層群から産する恐竜類の足跡化石）」
• 「Geology and Paleontology of the Southern Part of Izu Peninsula, Japan（伊豆半島半部の地質学的・古生物学的研究）」
• 「Reconstruction of Pelagic Reef Ecosystem of the Carboniferous Omi Limestone, Niigata Prefecture, Central Japan（新潟県に分布する石炭系青海石灰岩における遠洋域礁生態系の復元）」
• 「Late Jurassic Plants from the Somanakamura Group in the Outer Zone of Northeast Japan（東北日本外帯相馬中村層群から産した後期ジュラ紀植物群）」（論文博士）

修士論文

【生物圏変遷科学分野】

• 「Microfossils from Chert Gravels of Ishido Formation, the Sanchu Group, Distributed in Oganomachi, Central Japan（小鹿野町に分布する山中層群石堂層のチャート礫より産する微化石）」
• 「秩父盆地北縁及び西縁部に分布する新生界の層序と有孔虫化石」
• 「Taxonomy of Fossil Anura (Genus Rana) from Japan（日本産アカガエル化石の分類）」
• 「Faunal and Environmental Transitions of the Lower and Middle Devonian Strata in the Satun Province, Southern Thailad（タイ王国南部Satun県における下部・中部デボン系堆積岩層の生物相および古環境変遷）」

【地球史解析科学分野】

• 「極東ロシアの下部三畳系における炭素同位体・アンモナイトの統合層序と高精度国際年代対比」

【教育研究科】

• 「関東地方第四系下総層群の貝化石密集層」

卒業論文

• 「房総半島南部新生界の珪質礫岩から産出する微化石」
• 「宮城県仙台市に分布する下部鮮新統竜の口層の層序と古環境」
• 「石川県金沢市に分布する更新統大桑層の層序と古生物」
• 「Taxonomy of the latest Jurassic Pyloniacea (Radiolaria)」

平成28年度

修士論文

【生物圏変遷科学分野】

• 「Juvenile Sauropod from Phu Peng, Kalasin, Thailand（タイ王国カラシン県プー・ペンから産出した竜脚類幼体化石）」

【地球史解析科学分野】

• 「Phylogeny of Otariid Pinnipeds (Mammalia:Carnivora) and their Faunal Succession in the Western North Pacific during the Pleistocene（アシカ科鰭脚類の系統関係と北西太平洋における更新世アシカ科鰭脚類相の解明）」

卒業論文

• 「小笠原諸島・母島の大型有孔虫化石」
• 「大分県玖珠盆地野上層から産出するサケ科魚類化石」
• 「岡山県芳井地域における古生層と放散虫化石」
• 「佐渡島中新統鶴子層の層序と古生物」
• 「福井県今立郡池田町の上部白亜系の層序と植物化石」
• 「岐阜県金生山の“泥質石灰岩”から産出する紡錘虫」
• 「後期古生代コケムシ化石について―南部北上山地とタイ国の例―」

平成27年度

修士論文

【生物圏変遷科学分野】

• 「Shell Morphology, Growth Pattern and Life Position of Shikamaia akasakaensis Ozaki (Alatoconchidae; Bivalvia) from the Permian Akasaka Limestone, Gifu Prefecture, Japan（岐阜県大垣市のペルム系赤坂石灰岩から産するアラトコンカ科二枚貝 Shikamaia akasakaensis Ozakiの殻形態，成長様式，生息姿勢）」
• 「宮崎県高千穂町に分布する最上部ペルム系～上部三畳系石灰岩のコノドント生層序」
• 「湯西川・檜枝岐地域の中生界」
• 「スチョウジガイ（Heterocyathus japonicus）の分類学的再検討」

【地球史解析科学分野】

• 「The Oldest Oceanic Dolphin (the Deiphinidae) Suggests Their Early Divergence in the Norhe Pacific
  （最古の化石記録に基づくマイルカ科の初期進化）」

【教育研究科】

• 「更新統成田層の微化石」

卒業論文

• 「秩父盆地の層序と有孔虫化石」
• 「八溝山地とマリアナ海溝産ジュラ紀最後期放散虫動物群の比較」
• 「古生代貝形虫の生層序学的検討」
• 「南部北上山地下部三畳系大沢層のアンモナイト生層序」

平成26年度

修士論文

【生物圏変遷科学分野】

• 「Early Devonian Conodonts from the Peris Region,Northwestern Peninsular Malaysia（半島部マレーシア北西部のPeris地域から産する前期デボン紀コノドント）」

卒業論文

• 「山中白亜系西縁部における地質学的及び古生物学的研究」
• 「房総半島中部更新統万田野層における脊椎動物化石多産層準の堆積環境の解析」

平成25年度

博士論文

【生物圏変遷科学分野】

• 「Reconstruction of the Stratigraphy of Cretaceous Systems in Eastern JapanM （東日本における白亜系層序の再検討）」

修士論文

【生物圏変遷科学分野】

• 「関東山地南東部の黒瀬川帯および後期石炭紀コノドント化石の層序学的研究」
• 「Dinosaur Footprints from the Khorat Group, Northeastern Thailand (タイ国東北部コラット層群から産する恐竜類足跡化石）」

卒業論文

• 「岐阜県赤坂石灰岩から産する微小腹足類化石」
• 「常総台地における成田層の微化石」
• 「宮崎県高千穂町の上村石灰岩における三畳系コノドント生層序」
• 「神奈川県川崎市多摩川河床で産出したイルカ化石について」
• 「栃木県北西部湯西川地域に分布する中古生層」