イベント・写真
EVENT ALBUM

日本古生物学会第169回例会 令和2年2月7日-9日

 2020年2月7日-9日に東京大学駒場キャンパスで開催された古生物学会第169回例会において,田中康平 助教,大関仁智さん,鈴木苑子さん,Guo Zixuanさん,Nicole Kuhnさんが発表を行いました.

日本地質学会第126年学術大会 令和元年9月23日-25日

 生物圏変遷科学分野の福島佑一さんが,山口大学で開催された日本地質学会第126年学術大会において,「足尾山地秋山地域の砥石型珪質粘土岩とコノドント化石」「丹波帯宇治地域の砥石型珪質粘土岩より産出するコノドント化石(予報)」と題する研究発表を行いました.福島さんにとっては発表デビュー戦.緊張した面持ちでしたが,2件の発表をやり遂げました.また発表に関して,ジュラ紀付加体の専門家や微化石研究者の方々から多くのコメントやアドバイスをいただき,今後の研究についても有意義な議論を交わすことができました.
 砥石型珪質粘土岩は前期三畳紀の遠洋深海域で堆積した岩石であり,ペルム紀/三畳紀境界における大量絶滅事変以後の古海洋環境の変遷を反映しています.たいへん細粒な岩石であるため,名前のとおり「砥石」として古くから利用されてきました.コノドント化石は1 mm程度の微小な化石ではありますが,化石の産出に乏しい砥石型珪質粘土岩の生層序を検討するにあたって重要な「鍵」といえるものです.

新潟市立万代高校サイエンスキャンプ 令和元年8月7日-8月8日

 つくばにサイエンスキャンプで訪れてくれた新潟市立万代高校理数科のみなさんへ講義・実習を行いました.
 1日目には地球進化科学専攻の標本庫を見学してもらいました.ここには,東京高等師範学校以来,研究・教育に使用された貴重な化石・岩石標本が収蔵されています.大学や博物館で資料保存を行う意義について紹介しました.
 2日目には化石の研究とはどのように行われ,どのようなことを明らかにするのか,実習を通して学んでもらいました.微化石観察の時間には,「こんな小さな化石が過去の地球を知る証拠になるなんて!」と興味津々.みなさん真剣な表情でじっくりと顕微鏡を覗き込んでいました.化石と岩石から堆積環境を推定したり,コノドントの古生態について考察してみたり,楽しみながら研究の面白さを理解してもらえたようです.

International Congress of Vertebrate Morphology 2019 Prague 令和元年7月19日-7月26日

 プラハで行われたICVM 2019に,地球史解析科学分野D3年の水野さんとD1年の川谷さんとM2の岡本さんが出席,発表しました.国内外の若手研究者と活発な議論を行いました.ICVMは古生物学だけの学会ではないので,発生学やロボット工学など様々な分野の方との議論もできました.また,国際学会は普段行くことのできない博物館等への調査に行くよい機会となりました.

古生物学会 第169回年会・総会 令和元年6月21日-23日

 PDの安里開士さんが古生物学会論文賞を受賞しました.写真は第169回年会での受賞あいさつの様子です.今回の論文では,岐阜県のペルム系赤坂石灰岩から産する巨大二枚貝の分類と生態について議論しました.詳しくは研究業績のページをご覧ください.

入学式 平成31年4月8日

 新修論生4名,新博論性2名が入学しました.みんな,おめでとう!!(^-^)

お花見 平成31年4月1日

 新4年生を交えて毎年恒例のお花見を開催しました.世の中に 絶えて桜のなかりせば 春の心は のどけからまし

2018年度古生物巡検<伊豆・下田> 平成31年3月26日-29日


 本専攻には博士後期課程の必修科目として研究企画野外実習という授業があり,本分野では毎年これに合わせて学生と教員が巡検を行っています.今年度は伊豆・下田の鮮新統白浜層群をめぐる巡検です.火山砕屑岩の迫力のある露頭はいつ見ても見事ですね.

卒業式 平成31年3月25日

 今年度は卒論生5名,修論生8名,博論生2名が卒業しました.みんな,おめでとう!!(^-^)

地球史46億年セミナー 平成31年3月16日

 地球進化科学専攻が開設されて約20年が経ちました.この節目に専攻の教員が日頃の研究成果を内外に公開するセミナーを開催しました.セミナーの後には,卒業生及び関係者との懇親会も盛大に行われました.このセミナーは本分野の指田勝男教授ならびに惑星資源科学分野の林謙一郎教授の最終講義も兼ねており大変盛り上がりました.

微古生物学リファレンスセンター(MRC)研究集会筑波大会 平成31年3月1日-3日

 微古生物学リファレンスセンター(MRC)研究集会筑波大会が筑波大学春日キャンパスで開催されました.シンポジウムは微古生物学の現状と将来というテーマで行われ,活発な議論が交わされました.今回のMRCはカンブリア紀から現生までの幅広い時代をカバーしていました.次回のMRC大会は秋田大学の予定です.

日本古生物学会第168回例会 平成31年1月25日-27日

 地球進化科学専攻地球史解析科学分野の岡本奈緒美さんと都竹菜穂子さんが2019年1月25-27日に神奈川県立生命の星・地球博物館で開催された日本古生物学会第168回例会において,「宮城県の下部鮮新統竜の口層から産出したセイウチ科鰭脚類化石」と「日本の更新統から知られるアシカ科大型鰭脚類の下顎骨化石に基づく計測形態学的再検討」いうタイトルで口頭発表を行いました.

IGCP668 タイ・カンブリア系巡検 平成30年12月1日-5日

 IGCP668(熱帯域ゴンドワナの下部古生界)の第一回ミーティングが,11月29,30日にタイ・バンコクで開催されました.その後12月1日から5日まで,タイ南部のタルタオ島でカンブリア系を中心とした巡検があり,上松・キティチャイさんが参加しました.
 タイのカンブリア系・オルドビス系は,Tarutao層群およびThung Song層群に区分され,主に前者は砂岩,後者は石灰岩から構成されます.三葉虫,腕足類,頭足類などの大型化石だけでなく,コノドントや貝形虫などの微化石も多く産出します.
 今回の巡検には8か国から20名を越える参加者が集まり,カンブリア紀の凝灰岩層を前に活発な議論を交わしていました.次回のIGCP668は,2019年にカリフォルニアで開催されます.
 日本ではほとんど見られないカンブリア紀やオルドビス紀の地層・化石を研究したい人は,ぜひ我々の研究室にお越しください.

館山・野島崎巡検2018 平成30年11月23日-25日

 11月23日~25日にかけて,房総半島最南端の館山地域に位置する野島崎を巡検しました.この巡検は,本分野が担当する学類2年生対象の「地質学基礎野外実験Ⅱ」の授業です.2年生が露頭を前にしてルートマップを描き,岩相分布のマッピングをするのはこれが初めて.最初は戸惑っていましたが,しだいに慣れてくると,真剣な眼差しで張り切って取り組んでいました.
 野島崎に分布しているのは上部鮮新統~下部更新統千倉層群の礫岩や砂岩,泥岩などです.学生たちは礫岩に含まれる火山岩やチャートなどの礫の鑑定をしたり,さまざまな堆積構造を観察したりするなかで,野外調査から地層の成り立ちを読み解くことの面白さを感じてくれたようです.学びの多い3日間となりました.

Society of Verteblate Paleontology 78th Annual Meeting 平成30年10月17日-20日

Society of Verteblate Paleontology 78th Annual Meeting にて地球史解析科学分野の水野史博さんがポスター発表を行いました。この学会は毎年秋に北米で行われ、世界中の古生物学者が集まる一大イベントです。多くの研究者とたくさんの意見を交わし,有意義な学会となりました。

日本珪藻学会 平成30年10月27日-28日

2018年10月27日-28日に近畿大学医学部で開催された日本珪藻学会第38回研究集会にて,「古琵琶湖層群堅田層(下部-中部更新統)から産出した中心類珪藻化石」というタイトルで地球史解析科学分野の小島隆宏さんがポスター発表を行いました。発表を聞いていただいた方々から多くの貴重な意見をいただき,自分の研究の至らない点や今後の目標を見つめ直すことができました。

第11回 日中韓フォーラム 平成30年9月28日-29日

第11回日中韓大学院生フォーラム(The 11th Japan-China-Korea Graduate Student Forum)にて地球史解析科学分野の4名(主森亘さん、水野史博さん、岡本奈緒美さん、都竹菜穂子さん)が口頭発表を行い、都竹菜穂子さんがBronze Prizeを受賞しました。

哺乳類学会 平成30年9月7日-10日

地球進化科学専攻地球史解析科学分野の主森亘さんが2018年9月7-10日に信州大学伊那キャンパスで開催された日本哺乳類学会2018年度大会において、「アザラシ科を中心とした鰭脚類の足根関節の形態機能進化史の解明」というタイトルで口頭発表を行い、学生口頭発表優秀賞を受賞しました。

バーベキュー 平成30年7月27日

7月27日にバーベキューを「ゆかりの森」にて行いました。バーベキューは本分野における夏の恒例行事のひとつです。研究や学生生活のこと、そのほか様々な話題で教員や学生たちが盛りあがったり、あるいは遠方からOBの先輩方が参加してくださって旧交を温めたり、構成員どうしの交流にとってたいへん有意義な機会となっています。今年も美味しく楽しく過ごすことができました。

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