修了・卒業
2名が学類卒業、1名が大学院修士を修了しました。おめでとうございます。全員進学予定ですので、今年度の歓送会はありません。(H31.3.25)
平成30年度ハンマー祭
12月7日(金)に本年度のハンマー祭が開催されました。学類の1年生から4年生、大学院生、教員など総勢70人くらいが参加した懇親会になりました。筑波大学のハンマー祭の特徴として、懇親会の前にハンマー供養のための神事を行うことにあります。今年も3年生が中心となって厳かに行われました(最近、神主が女性、巫女が男性というパターンが定着しているらしい)。地球進化専攻が誇れる伝統行事です。ただ最近はハンマーが折れることも少なくなったので、供養してもらうハンマーがありません、
今日、昔の書物を確認したところ「第一回ハンマー祭・1952年11月大久保」という記載を発見しました(地団研東京教育大班「新たな前進のために」(1976))。1952年は東京文理大と東京高等師範学校が合併して東京教育大学になった年なので、東京教育大学の設立直後からハンマー祭を開催していたようです。当時は学年対抗のスポーツ大会がメインで、その後に忘年会が行われていたという記録が残っています。ハンマー祭の歌「ハンマー・エレジー」は1955年に完成したとの記述がありました。60年以上の長い歴史を感じます。(H30.12.7)
10月期新入生歓迎会
10,11月はドタバタとしていましたが、10月期新入生のシュエフェイとアビールの歓迎会として、研究室でチキンカレーパーティーを行いました。マッシさんもちょうど来日していたため、彼と後輩の女性の歓迎会も兼ねました。(H30.11.20)
中国地質大学との合同野外実験
11月9〜15日に、中国地質大学との合同野外実験として、筑波山、富士山、箱根方面の地質巡検を行いました。(H30.11.16)
中国地質大学からシュエフェイさんの研究室加入
シュエフェイさんが中国地質大学からのダブルディグリープログラム学生として来日し、大学院博士後期課程1年次に入学しました。(H30.11.8)。
11月9日現在のメンバーは、大学院生8人(高村、Sam、シュエ、高橋、西、門脇、笹沼、平山)、大学院研究生1名(アビール)、地球学類4年生3人(上原、岡田、Manisha)、そして角替の合計13人です。
秋の学会3つ
日本地質学会年会(札幌)、日本鉱物学会年会(山形)、国際ゴンドワナ研究連合年会(西安)に角替、高村、高橋、門脇、平山が参加して研究発表を行いました。
バングラデシュからラフマンさんの研究室加入
バングラデシュ人のサザドゥール・ラフマンさん(アビール)が9月末に国費外国人留学生(研究生)として来日しました。(H30.6.15、9.20)
岩石廃棄&石の整理
6月15日(金)に岩石廃棄にあわせて石の整理を行いました。夕方からは有志による早めの暑気払い(ピザパーティー)を開催しました(参加者:角替、高村、サム、高橋、門脇)。(H30.6.18)
地質学基礎野外実験Iの実施
毎年恒例の筑波山周辺の2年生向け日帰り巡検を、連休中の4月29日に行いました(参加者:17人および角替、高村、高橋、西、Sam)。筑波山梅林、平沢、雪入という例年通りのコースをまわりました。今年は参加学生が花崗岩とホルンフェルスの接触部を見つけてくれました(過去18回で2回目)(H30.4.29)。

ホルンフェルス中のペグマタイトを観察中
研究室新メンバーの歓迎会
ここ数年間は新メンバー歓迎会の開催が夏になってからだったり、すっかり忘れていたりという年が多かったですが、今年は4月のうちに開催できました。A210にてお好み焼きパーティーを行いました(H30.4.27)。
基盤研究(B)の採択
新年度早々、うれしいニュースが届きました。申請していた新しい科研費「新原生代クーンガ造山帯の岩石学的・年代学的精密解析からみたゴンドワナ超大陸の形成」が採択され、本年度から4年間、研究に必要な外部資金を得ることができます。EPMA分析の利用時間の制限を設ける必要もなくなりました(H30.4.1)。
2018年度に向けて
3月末で3人が卒業・修了し、4月から新たに4人が加わりました。卒業・修了生の皆さんの今後のご活躍を期待しています。
ここ3年ほど、今まで行ってきた岩石学的な解析に加えて、年代データを加えることにより造山帯のテクトニクスを含めた議論が可能となってきました。本年度も引き続きその方向で研究を行いますが、調査地域を南部アフリカに拡大します。南部アフリカは私たちの研究室の出発点であり、過去25年にわたり研究を行ってきました。今年度は原点回帰をテーマに研究をすすめて行きたいと思います。また、今年度も専攻長のため学生の皆さんへの指導時間が限られますが、皆さんの研究成果を出すことが第一優先ですので、自主的にどんどん論文を書いていってください。
4月1日現在のメンバーは、大学院生8人(高村、Sam、高橋、宮原、西、門脇、笹沼、平山)、地球学類4年生3人(上原、岡田、Manisha)、そして角替の合計12人です。ただし実際に常時大学で研究を行うのは11人程度です。(2018/4/2)
Xue et al. (Lithos)の受理
D1のXue君の論文が、ElsevierのLithosに受理されました。おめでとうございます(H30.12.11)
Xue, F., Santosh, M., Tsunogae, T., 2019. Geochemical and isotopic imprints of Early Cretaceous mafic and felsic dyke suites track lithosphere-asthenosphere interaction and craton destruction in the North China Craton. Lithos 326-327, 174-199.
doi: 10.1016/j.lithos.2018.12.013
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0024493718304754
極域地学シンポジウム
角替、高村、Samが参加して、5件の研究発表を行いました。(H30.12.5)。
Kadowaki et al. (Geologocal Journal)の受理
門脇さんの最初の論文が、Wileyの国際雑誌であるGeological Journalに受理されました。おめでとうございます。(H30.11.22)。
Kadowaki, H., Tsunogae, T., He, X.F., Santosh, M., Takamura, Y., Shaji, E., Tsutsumi, Y., 2018.
Pressure-temperature-time evolution of ultrahigh-temperature granulites from the Trivandrum Block, southern India: implications for long-lived high-grade metamorphism (accepted).
Tang et al. (2019) Lithos 324-325, 234-245の受理
中国地質大学のTang Li君の論文が、ElsevierのLithosに受理されました。(H30.11.14)
Tang, L., Santosh, M., Tsunogae, T., 2019. Petrology, phase equilibria modelling and zircon U-Pb geochronology of garnet-bearing charnockites from the Miyun area: implications for microblock amalgamation of the North China Craton. Lithos 324-325, 234-245.
doi: 10.1016/j.lithos.2018.11.012
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0024493718304274
Shaji et al., Manu Prasanth et al.の受理
Geological Journalに投稿していた2件の論文が、相次いで受理されました。(H30.10)
Shaji, E., Santosh, M., Li, S.S., Manikyamba, C., Tsunogae, T., Dhanil Dev, S.G., Panicker, A.G., Th, Dhanakumar Singh, Th., Subramanyam, K.S.V., 2018. Buds of Santonian magmatism associated with Marion Hotspot in southern India. Geological Journal (published online).
doi: 10.1002/gj.3405
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/gj.3405
Manu Prasanth, M.P., Hari, K.R., Chalapathi Rao, N.V., Santosh, M., Hou, G., Tsunogae, T., Pandit, D., 2018. Neoarchean suprasubduction zone magmatism in the Sonakhan greenstone belt, Bastar craton, India: Implications for subduction initiation and melt extraction. Geological Journal (published online).
doi: 10.1002/gj.3398
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/gj.3398
ザンベジ論文(Kuribara et al.)の受理
栗原君の修士論文の研究がGSFに受理されました。1999年にジンバブエで採集した岩石ですが、19年かけてようやく論文になります(H30.5.29)。
Kuribara, Y., Tsunogae, T., Takamura, Y., Tsutsumi, Y., 2018. Petrology, geochemistry, and zircon U-Pb geochronology of the Zambezi Belt in Zimbabwe: Implications for terrane assembly in southern Africa. Geoscience Frontiers (published online).
doi: 10.1016/j.gsf.2018.05.019
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S167498711830149X
マダガスカル論文(Tang et al.)の受理
Panさんの修士論文をもとにして改訂した論文が、GSFに受理されました。おめでとうございます。マダガスカルからは2編目の論文になります(H30.5.29)。
Tang, L., Pan, M., Tsunogae, T., Takamura, Y., Tsutsumi, Y., 2018. Cordierite-bearing granulites from Ihosy, southern Madagascar: Petrology, geochronology and regional correlation of suture zones in Madagascar and India. Geoscience Frontiers (published online).
doi: 10.1016/j.gsf.2018.05.014
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1674987118301403
→トップページ