フズリナ(紡錐虫) fusulid
石炭紀からペルム紀に繁栄した原生動物有孔虫類の一群です。
100種以上、約5000種に及ぶ多くの種属に分化しましたが、ペルム紀末に絶滅してしまいました。
多くが紡錐形の殻を持っているために、この名がつけられました。
古生代後期を代表する示準化石であり、さらに浅海性炭酸塩堆積物から見つかるため示相化石としても有効といえます。
石炭紀・ペルム紀の石灰岩から産出します。
フズリナ化石は薄片を作成し、偏光顕微鏡によって断面を観察することで、種の同定を行います。