| ジンバブエ南部の地質調査(1999) |

| はじめに |
1999年8月,ジンバブエ南部に位置する太古代(約27億年前)の大陸衝突帯であるリンポポ帯,27億年の堆積岩・火山岩から成るブフワ-ムウェザ・グリーンストン帯,および10億年前のグレンビル期の造山帯であるザンベジ変成帯の野外調査を行った.
以下に調査の様子とジンバブエの自然について報告する.なお,写真はすべて今回の調査で撮影したものである.★ジンバブエの位置図はこちら,ジンバブエの地質図はこちらにあります
1.ジンバブエ南部の奇岩地域 ジンバブエ南部には花崗岩が広く分布している.サバンナという厳しい気候条件が,奇妙な形をした岩石群をつくっている. 1 2
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写真1 今にも倒れそうな岩
写真2 高速道路を走っていると様々な奇岩が現れては過ぎていく
写真3 風化によって表面がつるつるに削られた花崗岩
写真4 こうした奇岩の形成には,何千〜何万年という時間が必要だろう
2.ジンバブエの風景 日本とほぼ同じ面積の国土をもつジンバブエは,国のほとんどが平坦な台地である.ただし場所によってはグリーンストン帯からなる山地もみられる. 1 2
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写真1 原野にはバオバブの木が点在している
写真2 Buhwa-Mweza Greenstone Belt の東端に位置するBuhwa山の鉄鉱山
写真3 国境であるリンポポ川へ向かって下っていく.対岸は南アフリカ共和国
写真4 乾期の貴重な水源であるKyke湖とMasvingo Greenstone Beltの山々
3.グレートジンバブエ遺跡(Great Zimbabwe Ruin) 13〜15世紀に黒人によって建築された石造建築物で,花崗岩を規則正しく積み重ねた美しい壁をもつ.ユネスコの世界遺産に指定されている. 1 2
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写真1 Great Enclosureと呼ばれる環状の建築物
写真2 Great Enclosureの入り口
写真3 宗教儀式に使われたと考えられる石の塔(Great Enclosure内)
写真4 山の頂上にそびえる砦
4.ビクトリアの滝(Victoria Falls) 世界三大瀑布の1つであるビクトリアの滝は,ジンバブエとザンビアの国境を流れるザンベジ川の中流に位置する.水が落下する音は,1km離れた町でも聞こえる. 1 2
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写真1 ビクトリアの滝(メインフォール)
写真2 レインボー・フォールと呼ばれる有名な眺め
写真3 滝の延長は1 kmを越え,世界一の規模を誇る
写真4 水量が多いため,secondaryの虹もみえる
5.地質調査 1 2
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写真1 泥質ミグマタイト(Limpopo Central Zone)
写真2 部分溶融組織をもつ片麻岩(Limpopo Central Zone)
写真3 泥質ミグマタイトの褶曲(Limpopo Central Zone)
写真4 ざくろ石に富む泥質片麻岩(Limpopo Central Zone)
写真5 サンプルには,かならず番号を書く
写真6 調査した川には,全く水がなかった
写真7 ひとやすみ
写真8 巨大な輝石の結晶を含む片岩(Buhwa)
写真9 縞状鉄鉱層の露頭(Buhwa)
6.田舎の風景と子どもたち 首都のハラレは近代的なビルが建ち並び,お洒落な店が増えたけれども,田舎には10年前と変わらない生活がある.ほとんどの子どもたちは学校へ行けず,水くみ,薪拾い,牛追いなどの仕事に従事している. 1 2
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写真1 一般的な住宅
写真2 来年から町の中学校へ通うという少年とその友だち.現在冬休み中
写真3 ロバ車で干し草を運ぶ.ロバは貴重な労働力である
写真4 ロバ車を運転して働く子どもたち
7.サバンナの植物 サバンナの乾期は半年以上雨が降らないため,乾燥に強い植物が多い.しかも,明け方の気温5゚C,日中は40゚Cという厳しい環境である. 1 2
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写真1 高さ5mにも達するアロエの木(花が咲いている)
写真2 冬に可憐な花をつけるインパラ・リリー
写真3 南部アフリカの低地帯に特徴的なバオバブ
写真4 バオバブ その2
8.その他 1 2
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写真1 ジンバブエの首都ハラレ
写真2 ハラレの朝焼け
写真3 毒のあるサボテン(高さ約8m)
写真4 愛車・マツダ303(レンタカー)
写真5 フィールドで遭遇したワニ(体長約3m)
写真6 雨期のはじまりを知らせる雷雨
写真7 国立公園の休憩所
写真8 ビクトリアの滝にあるリゾートホテル
写真9 ショナ族の伝統的な服装
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