南アフリカ・Barberton Greenstone Beltの地質調査




はじめに

 平成8年7月に,角替が東工大・丸山グループとともに,グリーンストンベルトの古典的フィールドであるバーバートン(Barberton)グリーンストン帯の調査を行いました.その様子をご紹介します.



  
Barbertonグリーンストン帯の山並み

Barbertonグリーンストン帯について
 Barbertonグリーンストン帯は,南アフリカ・カープバールクラトン南東部に位置し,35億年前以降に形成された堆積岩,火成岩により構成されています.特に下部のFig Treeグループは厚いコマチャイトlavaを含み,コマチ川支流のスピニフェックス・クリークにある露頭は,コマチャイトの模式地になっています.
 調査はグリーンストーン帯のlower sequenceに注目して行われました.ここでは,主にコマチャイトや玄武岩lavaの産状をご紹介します.

  
コマチ川(左)と,Geological Monumentの案内板(右)

  
spinifex textureをもつコマチャイトの急冷部.

  
2 mにおよぶ巨大なpillow lava(左)と,cumulateによる顕著な層状構造(右)

    

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