2007年8月16日ペルー沖で発生した巨大地震(暫定)

ペルー沖でM8クラスの巨大なプレート間地震が発生しました。 FDSNの地震波形記録をIRIS-DMCからダウンロードして、地震時の断層面上の滑り分布を求めることを試みました。まだ、暫定解であり、ABIC最小解となっていませんので、最大滑り量の値は変化します。
さて、地震波形、解析結果より、破壊が2段回に分かれているというより、M8クラスの地震が発生した1分後M8クラスの地震が続けざまに発生した地震です。一般に、このような地震の場合、震源時間関数に自由度を持たせない限り、断層運動の規模を示すモーメントマグニチュードを決定するのは困難であり、本解析のような自由度の高いモデルが必要となります。(文責:八木勇治

主な解析結果

地震モーメント Mo = 2.0 x 10**21 Nm (Mw 8.1);
破壊継続時間 T = 105 sec ;
(strike, dip, rake) = (320, 18, 57)
震源: (Lat. = -8.474 Lon. = 156.95, depth= 40 km).
[ここで,震央はUSGSの速報値を使用しました.]

滑り量分布.星印は震央

震源メカニズム解,震源時間関数,滑り量分布

距離と時間軸に投影した滑り速度分布

青四角は、各ノットで全体の滑り量の50%を解放した時間を示す。

観測波形(黒線)と理論波形(赤線)の比較

解析に使用した観測点分布