第7回ゴンドワナtoアジアシンポジウムへの参加
青島で開催された表記シンポジウムに,角替、清水、齋藤が参加して研究発表を行いました。(2010/10/5)
日本鉱物科学会 優秀ポスター発表賞の受賞
D1の清水恒子さんが、日本鉱物科学会年会にて優秀ポスター発表賞を受賞しました。(2010/10/5)
日本地質学会年会と日本鉱物科学会年会
合計2件のポスター発表を行いました。(2010/10/5)
北中国ブロックの調査
8月11-20日に内モンゴル自治区に分布する19億年前の超高温変成岩の調査を行いました。筑波大学からの参加者は角替、清水。(2010/10/5)
阿武隈巡検
8月29-30日に阿武隈巡検を行い、御斎所・竹貫変成岩を観察しました。参加者は角替、清水、Oyuk、齋藤。(2010/10/5)
つくばダイアモンド研究奨励費の採択
清水さんが平成22年度若手研究者育成事業(つくばダイアモンド研究奨励費)に採択され、40万円の研究費を受け取ることになりました。(2010/8/4)
栄進プレ・カレッジ講座
角替が茨城県立牛久栄進高校にて「南極からみた地球の進化」というタイトルで講演を行いました。(2010/8/4)
第52次南極地域観測隊への参加
6月18日(金)に開催された第136回南極地域観測統合推進本部総会において、第52次南極地域観測隊員が決定しました。角替も正式に隊員となることが決まりました。いよいよ南極へ向けて活動開始です。(2010/6/18)
地質学基礎野外実験I(1回目)の実施
4月24日(土)に筑波山周辺で地質学基礎野外実験Iの第1回目の巡検を行いました。当日は天候にも恵まれ、22名の学生とともにハンレイ岩、カコウ岩、ホルンフェルスを観察しました。(2010/4/27)

左:筑波山をバックにしてはんれい岩の観察。右:小田の筑波型かこう岩。
EPMA利用講習会
昨年度末に納入されたJEOLの新しいEPMA(JXA-8530F)の利用説明会が行われました。詳しい使用方法はまだ全くわかりませんが、とにかく今までの8621よりは格段にレベルアップした分析ができそうです。早速、来週月曜日に分析の予約を入れました。(2010/4/8)
歓送会&歓迎会
4月6日に修了した西宮さんの歓送会と4年生に進級した高橋さんの歓迎会を、じぶんかってにて行いました。(2010/4/6)
科学研究費補助金・基盤研究B(海外学術)の採択決定
新年度早々、うれしいニュースが飛び込んできました。科研費が採択されました。研究テーマは「南極―インド―マダガスカル地域の岩石学的精密解析とゴンドワナ超大陸の形成(課題番号:22403017)」で、海外調査のための旅費をサポートしていただくことができます。研究期間は平成22年度から4年間で、1千万円近い金額をいただけることになりました。大きな期待に身が引き締まる思いです。(2010/4/2)
2010年度に向けて
今年は私たち筑波大学変成岩研究グループにとって、大きな飛躍の年になるでしょう。
まず最優先のチャレンジとして、ここ数年間のの懸案事項であったシュードセクションにいよいよ取り組みます。カナダとオーストラリアの滞在中にソフトウェアの作成方法を修得します。シュードセクションを使った研究については、博士後期課程に進学した清水さんの活躍を大いに期待しています。
また、角替が13年ぶりに南極地域観測隊員として、南極の地質調査を行います。これにより、少なくとも5年分の研究材料は入手できるでしょう。特にリュツォ・ホルム湾周辺の温度圧力条件の再検討は、齋藤君の修士論文の大きな目玉になると思います。系棟的な流体包有物の研究は、角替が担当します。また、超高温変成岩の最も有名な産地であるナピア岩体訪問も楽しみにしています。
4月1日現在のメンバーは,大学院生3名(清水,オユック、齋藤),自然学類4年生1名(高橋),角替の合計5名です。相変わらず小さな研究室ですが、大きな研究室に負けない成果を出したいと思います。(2010/4/1)
国際ゴンドワナtoアジアシンポジウム(チンタオ)での研究発表
2010年9月26-27日に中国の青島で開催された第7回国際ゴンドワナtoアジアシンポジウムにて、以下の講演を行いました。(2010/7/22、10/5)
発表者:Tsunogae and Santosh(ポスター発表)
タイトル:Fluids in high- to ultrahigh-temperature metamorphism along collisional sutures: evidence from fluid inclusions
セッション:SS01
発表者:Shimizu et al.(口頭発表)
タイトル:The stability of sapphirine + quartz assemblage in magnetite-bearing high oxygen fugacity granulites: a case study of the Southern Granulite Terrane, India
セッション:SS01
発表者:Shimizu et al.(ポスタ−発表)
タイトル:Pressure-temperature evolution and SHRIMP geochronology of Neoproterozoic ultrahigh-temperature metamorphic rocks from Rajapalaiyam in the Madurai Block, southern India
セッション:SS01
発表者:Saitoh et al. (ポスタ−発表)
タイトル:High-pressure mafic granulites from Perundurai and Kanja Malai in the Palghat-Cauvery Suture Zone, southern India
セッション:SS01
日本鉱物科学会年会(島根大学)での研究発表
以下の発表を行いました。(2010/7/22、10/5)
発表者:清水恒子ほか(ポスター発表)
タイトル:南インドMadurai岩体Rajapalaiyam地域に産出する超高温変成岩の温度圧力履歴とSHRIMP U-Pb年代
日本地質学会年会(富山大学)での研究発表
以下の発表を行いました。(2010/7/22、10/5)
発表者:齋藤陽介ほか(ポスター発表)
タイトル:南インドPalghat-Cauvery剪断帯のPerundurai及び Kanja Malaiに産出する苦鉄質グラニュライトの比較
Santosh et al. (2010) Geol. Mag. 147, 777-788.
南インドPalghat-Cauvery Suture Zoneに産出するdiopsiditeの論文が印刷されました。(2010/8/18)
Santosh, M., Rajesh, V.J., Tsunogae, T., Arai, S. (2010) Diopsidites from a Neoproterozoic-Cambrian suture in southern India. Geological Magazine, 147(5), 777-788.
J. Geodynamics特集号
ElsevierのJournal of Geodynamicsに以下の2つの論文が掲載されました。(2010/8/18)
Sato, K., Santosh, M., Tsunogae, T., Kon, Y., Yamamoto, S., Hirata, T. (2010) Laser ablation ICP mass spectrometry for zircon U-Pb geochronology of ultrahigh-temperature gneisses and A-type granites from the Achankovil Suture Zone, southern India. Journal of Geodynamics, 50(3-4), 268-285.
Yellappa, T., Chetty, T.R.K., Tsunogae, T., Santosh, M. (2010) The Manamedu Complex: Geochemical constraints on Neoproterozoic suprasubduction zone ophiolite formation within the Gondwana suture in southern India. Journal of Geodynamics, 50(3-4), 286-299.
Tsunogae, T. and Santosh, M. (2010) オンライン公表
Willey-BlackwellのGeological Journalに受理されていた、南インドのサフィリン+石英に関する論文がオンライン公表されました。(2010/7/22)
Tsunogae, T. and Santosh, M. (2010) Sapphirine + quartz assemblage from the Southern Granulite Terrane, India: diagnostic evidence for ultrahigh-temperature metamorphism within the Gondwana collisional orogen. Geological Journal, doi: 10.1002/gj.1244.
GeoCanada2010での研究発表
平成22年5月にカルガリーで開催されたGeoCanada2010にて、以下の研究発表を行いました。(2010/4/3、5/14)
Tsunogae, T., Shimizu, H., Santosh, M., van Reenen, D.D. Mg-rich staurolite + sapphirine + quartz association as an evidence of high-pressure and ultrahigh-temperature metamorphism in collisional orogens. GeoCanada 2010, jd-648.
Shimizu, H., Tsunogae, T., Santosh, M. Petrology and geothermobarometry of Grt-Cpx and Mg-Al-rich rocks from the Gondwana suture in southern India: implications for high-pressure and ultrahigh-temperature metamorphism. GeoCanada 2010, jd-650.
Shimpo et al. (2006)がEPSLの被引用トップ50入り
南インドで初めて高圧〜超高温を報告したShimpo et al. (2006)が、Earth and Planetary Science Letters (EPSL) に2006-2010の間に掲載された論文の中で被引用数がトップ50以内に入りました(4/1時点で43回引用されている)。そのため、5月にウィーンで開催される欧州地球科学連合(EGU)でのEPSL主催の昼食会に招待されました。残念ながら参加できませんが、私たちの研究グループのマイルストーン的研究成果が国際的に高く評価されていることを、誇りに思っています(2010/4/21)
http://mail.elsevier-alerts.com/go.asp?/bESJ001/mTT21V1F/uM4AZR1F/x4J3JV1F
Tsunogae and van Reenen (2010) GSA Special Paper
南部アフリカ、リンポポ岩体のstaurolite-sapphirine-quartzの論文が、このたびアメリカ地質学会のspecial paperに受理されました。2010年末に出版される予定です。この論文ではざくろ石中のMg-rich stauroliteとざくろ石の間のサフィリン+石英シンプレクタイトを記載し、累進的な高圧(P >14 kbar)変成作用からの減圧による超高温変成作用という温度圧力経路を、先カンブリア時代の大陸衝突型造山帯の特徴として報告しています。2004年の秋に初めてMg-rich stauroliteを発見した時は意味がわからず、しばらく途方にくれていましたが、あれからすでに6年が経過してしまいました。インドの同じ石の方が先に論文になりましたが、アフリカの方も何とか形になってホッとしています。この論文集はリンポポ岩体の特集号で、太古代末期の大陸衝突帯であるリンポポ岩体の最新の研究が詰まっています。新しいEPMA(JEOL JXA-8530F)で撮影した反射電子像の写真も使っているので、この論文が筑波大学の8530Fの最初の成果になるかもしれません。なお、この論文は私を初めてアフリカに連れて行ってくれた故宮野敬先生の追悼論文としました。(2010/4/19)
Tsunogae, T. and van Reenen, D.D. (2010) High-pressure and ultrahigh-temperature granulite-facies metamorphism of Precambrian high-grade terranes: Case study of the Limpopo Complex. Geological Society of America, Special Paper (accepted).
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